INTERVIEW 事例紹介
三菱UFJ銀行
人事部 採用・キャリアグループ
次長 片岡 裕平 様
目次
※記載のご所属・役職名は、ご登壇当時のものです。
2025年11月25日 第402回 グローバル人材育成研究会は、対面形式にて開催!
株式会社三菱UFJ銀行(以下、MUFG様)より、人事部 採用・キャリアグループ 次長 片岡 裕平様をゲストにお招きし、当社創業者の布留川勝とともに、
「継続的なグローバル人材育成の意義と、これからのグローバル施策に必要な視点」
について皆様と考えてまいりました。
※ご所属・役職名はご登壇当時のものです。

画面左より、当社創業者布留川、片岡様、当社代表福田。

今回は、片岡様より、国内での選抜型グローバル人材育成プログラム「EAGLE(イーグル)」を中心に、人事部で取り組まれている育成・配置のサイクルについて語っていただきました。
2015年にスタートしたEAGLEは、将来のグローバル展開を早期から見据え、「年次の枠を取り払った人選」によって受講生を選出。
選抜基準も「TOEICの点数が高い人」ではなく「業務で成果を出している人」を選抜し、その方々に実践的英語力を習得させる目的のもと、次世代リーダーとしての登竜門的なプログラムに位置づけられました。
研修プログラム内容も、事業環境や対象者の変化に応じて、毎年アップデートを重ねていますが、外さないポイントは「経験学習サイクル」の構築。
約7ヶ月間、所属や経歴も様々なメンバーが強力な講師陣のもと切磋琢磨しながら学ぶことで、講義では予定調和を排した強烈なマインドセットが仕掛けられ、脳に汗をかくほど真剣に向き合う場を実現しています。負荷の高い研修ですが、様々な工夫により、受講生が共に頑張る同志という仲間意識が醸成されています。
現在では、EAGLEは300名もの卒業生を輩出し、受講生の中には、海外主要ポストで活躍されている方も多数いらっしゃいます。
グローバル人材育成の代名詞プログラムとして、グローバル人材の母集団形成に大きく寄与していると力強く語っていただきました。

では、MUFG様は、この「グローバル人材」を、どのような人材と定義されているのでしょうか?
当社創業者の布留川からは、プログラムの骨子となっている考え方について解説いたしました。

長年、日本人のグローバル化については、「グローバル人材=仕事ができる人に英語力をつければ良い」という認識が続いていました。しかし、真のグローバル人材とは「グローバル基準で価値をつくる人」であり「国内でも海外でも、誰とでも協働できる」人です。英語はその価値を世界に届けるためのツール、必要条件に過ぎません。
片岡様も、「多様性や異文化への理解、相手をリスペクトする姿勢といった本質は、グローバルでもローカルでも変わらない」と語ります。本質的なOSをアップデートした「グローカル人材」の重要性を強調されました。
では、グローバルで競争力ある人材は、何が違うのでしょうか?その根底には、「自己投資」への考え方があります。

グローバルなビジネスリーダーは、超資本主義の中で、「学び続けること」で市場価値を主体的に高め続ける一方、日本では終身雇用・年功序列といった環境の中で、「会社に言われたから・仕事で必要だから学ぶ」という義務感や受け身の姿勢が強くなりがちです。こうしたマインドセットのままでは、たとえ英語力や異文化理解力を一度磨いたとしても、ますます加速する環境や時代の変化に次第に置いていかれてしまいます。
だからこそ、プログラムのキックオフには、自立的な学習への意欲に火をつけるためのマインドセットを丁寧に行います。
根幹となる考え方は、新しい環境に適応し、成長し続ける力である「Adaptive Agility(アダプティブ・アジリティ)」を高める、ということ。
日本的な根回しや協調性を重んじる文化と、グローバルの成果・スピードを重視する文化、その両方の価値基準を行き来できる「二刀流」のスキルを意図的に習得することが、VUCAの時代を生き抜くための必須条件であり、最良のリスクマネジメントであると当社は考えています。
1つの研修を、10年以上継続することは決して容易ではありません。しかし、継続することで共通言語化され、大きなインパクトになっていく。
そのためには、一人ひとりのキャリアと会社の経営戦略の実現、双方と向き合いながら、時代の変化に適応しながらアップデートを重ね続けることこそが成功の秘訣であると、実感する時間となりました。
グローバルで活躍する人材育成を継続的に行われてきたMUFG様。10年継続されたからこそ見えてくる課題感や、今後の展望に、参加者の方も終始前のめりで聞きいられていました。
本編終了後は、懇親会まで大盛況で終了いたしました。
お忙しい中ご登壇いただきました片岡様、ご参加の皆様、ありがとうございました!
グローバル人材育成・次世代リーダー育成・赴任前研修等にご関心があるご担当者様
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