布留川 勝の人材育成の現場日記

2011年最後のG研

2011/12/07

グローバル人材育成研究会(G研)

12月7日(火)に、2011年最後のG研
『グローバル人材育成で失敗しないための3つのポイント
~ ニューヨーク大学Mini-MBAプログラムのご紹介~』
を開催した。

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第1部では、私から「グローバル人材育成で失敗しない3つのポイントとは?」ということで、
2012年を見据えた上での失敗しない3つのポイントについて説明すると同時に、来年度以降は、グローバル人材育成に加えて、ますますイノベーティブ人材の育成が鍵となってくるだろう、というお話をさせていただいた。

グローバル人材育成で失敗しないための3つのポイントとは、グローバル人材育成のWhy, What, Howを明確にすることだ。すなわち、なぜ、グローバル人材になる必要があるのか、ビジョンとのリンクが不可欠だ。また、グローバル人材の定義をしっかりしておく必要がある。グローバル人材=日本で仕事ができる人材+英語力、という間違ったメッセージを送らないことが大切だ。最後に、自分グローバル化プロジェクトは原則自責であり、社員の依存型マインドを変える必要がある。会社におんぶにだっこの時代は終わったのにかかわらず、会社依存体質に慣れている社員は多い。

12月3日(土)の日本経済新聞の特集「ニッポンの企業力 第2部 人財を生かす」にも載っていたように、日本人というだけで昇進が保証される時代は終わり、最適人材を世界中から選抜するような世の中に時代は突入している。そのような中、どのようにグローバルで活躍できる人材を選抜・育成できるか。それが日本企業には問われている。

第2部では、ニューヨーク大学American Language Institute DirectorであるDr. Peter McCaggが来日し、ニューヨーク大学と弊社で共同開発した3か月のMini-MBAプログラム”Global Certificate
Program”
をご紹介いただいた。
このプログラムは約3ヶ月間という短期間でコア人材をグローバル化する、というもので、地元ニューヨークのビジネスパーソンに交じって、最先端のマネジメント知識やスキルの動向を把握することができるのが最大の特長だ。2000以上もあるコースの中から、自分のニーズに合ったものを選択できるため、派遣者のニーズやレベルに合わせて、カスタマイズが可能な点も魅力である。

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今回のG研では、人事ご担当者に加え、実際にプログラムに参加いただく予定の方々にもお越しいただいた。Dr. Peter McCaggの誠実な人柄とユーモアあふれるプレゼンテーションに、ご来場いただいた皆さんも魅了されたようだ。
Dr. McCaggは長年ICU(国際基督教大学)で教鞭をふるわれ、日本語もほぼネイティブ。今回は、少しでも現地のニュアンスを伝えられればということで、英語でご説明いただいた。
発表後には、毎年、感謝祭には手料理のターキー料理を作られると楽しそうに話してくださり、プロフェッショナルな一面だけでなくその人間味溢れるチャーミングな側面も見せてくれた。

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今年も早いもので、残すところあと20日あまりとなってしまった。
2011年の最後のG研は、ニューヨーク大学だったが、2012年最初のG研は、中国での現地グローバル研修だ。

2012年1月18日(水)に
「中国急成長の熱気とスピードとを体感する!中国市場理解、人材交流を通じてグローバルビジネス対応力を鍛える中国現地研修」
と題し、中国でのグローバル研修をご紹介する。ぜひ、ご来場いただきたい。

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