布留川 勝の人材育成の現場日記

新人グローバル研修の2つのニーズとは?

2013/05/21

グローバル人材育成

若手・中堅向け研修

T新人2013

先日、某大手企業にて104名の新入社員に向けて研修を行った。

今回は、私からグローバルマインド醸成研修を2時間、弊社ディレクターの福田聡子から右脳型英語学習法を1時間、そして2クラスに別れて、1日のまとめとしてワークショップ形式の研修を1時間行った。

ここ数年こういう構成のセミナー依頼が増えているのでその背景を解説したい。

昨今の主に国内をマーケットとする企業における新人研修のニーズは大きく分けて二つある。

1 グローバルマインド研修
マーケットは国内だから、自分は技術者だからグローバルは興味がないという社員の意識を変える。

2 英語自己学習研修
英語力、特に使える英語力を、自責で学んで欲しい。もう企業としては、英会話レッスンだ、英語合宿だ、通信教育だなどの手厚いサポートをして、5年後に投資効果がほとんどなかったという結末を繰り返したくなくない。

自分で「英語をモノにしてしまう人」は急増している。なぜか?それは、TEDやオンライン英会話などフリー/安価教材の充実、英語力の重要度がアップしたなどが化学反応を起こして相乗効果が起きているからだ。

右脳型英語学習法の終了後、弊社コーディネーターが何人かの新入社員と英語学習について話す機会があった。その中には、
・「今まではTOEICなどの英語学習が主で、今回英語を学ぶ楽しさを発見できてモチベーションが上がった」
・「英語は短期間で、繰り返し行う事により、確実にものに出来るということをを学んだ」
・「これからは、マイストーリーのレパートリーを増やし、少しでも多く自分について語れる英語力をつけていきたいと思った」
などの英語学習に対しての考え方の変化が見られた。

研修最後には、1日のまとめとして3年後の自分のありたい姿を「マインドマップ」に作成に入った。
今回の新人の理解力、集中力、そして創造力には大変驚かされた。
特にクリエイティブなマインドマップが驚くほど多く、研修中の若干受け身で保守的な姿勢とは対照的で面白かった。日本の優秀若手人材の能力をどう引き出していくかが企業の重要課題である。

すなわち、それは「学校教育」や「上司の課題」でもあるのだが。。。

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