こんにちは!グローバル・エデュケーションです。
最近、多くの企業の人材育成ご担当者様から
「新人が指示待ちになりがち」「主体性を引き出すのが難しい」という声をよく伺います。
今の20代前半――いわゆる“タイパ・コスパ世代”は、よく合理的・効率的とも言われます。
限られた時間で成果を出す意識が高く、情報処理能力にも優れている一方、
「なぜこの仕事をやるのか」「自分にとってどんな意味があるのか」が腹落ちしていないと行動が続かず、「現場での失敗を恐れて挑戦を避けてしまうこともある」と言われています。
そんな世代の“本気”を引き出す鍵は、
「この課題に向き合うことが、自分の成長につながる」と納得し、
「この会社でなら成長できる」と実感できたとき。
そのスイッチを押すための投資として、 いま多くの企業から注目を集めているのが 「リアル課題解決プロジェクト研修」 です。
■実在の企業のリアル課題を解決!-リアル課題解決とは?
この研修では、実在の海外ベンチャー企業から実際の事業課題をテーマとしてもらい、チームで解決策を検討します。
相手は実在の企業。提案は実際に先方の経営者へプレゼンを行い、最優秀チームが決定されるため、受講者の意識も自然と高まります。
たとえば、
- 「カンボジアのオンラインプラットフォーム開発事業において、ECサイトからの購買率を上げる方法を提案してください」
- 「シンガポールの教育スタートアップが顧客を増やすには?」
といった“リアルな経営課題”に対して、新入社員たちが調査・仮説立案・提案を行います。
オンライン国内型でも渡航型でも実施可能。日本語・英語いずれの形式にも対応可能です。

■正解を探すのではなく、仮説を立てる力を身につけるには?
学生時代は「正解」がある世界で生きてきた人も多いですが、ビジネスの現場には明確な答えがありません。しかも、チームで協力しながら限られた時間の中で最適解を導き出す必要があります。多くの新人が配属後、この“答えのない状況で考える”プロセスに戸惑いがちです。
リアル課題解決研修では、こうした不確実な状況の中で、自分の頭で考え、仮説を立て、行動しながら修正していく力を鍛えます。
その過程で、“上司に言われたことをやる人”から“お客様と共に考え、動ける人”へと変化していくのです。
もちろん簡単ではありません。課題に正解はなく、発表にも成果創出への期待という大きなプレッシャーがあります。
しかし、だからこそ、チームでぶつかり合い、協力し合い、価値を生み出すというプロセスを通じて、やりきった後に得られる達成感は格別です。
そして、経営者から直接フィードバックを受ける中で、視座の高さやビジネスの本質に触れ、「仕事の面白さ」を肌で感じる瞬間があります。
「仕事は難しいけれど、面白い。」そう感じられる経験こそが、新人の“本気スイッチ”を押す最大の瞬間です。
■タイパ・コスパ世代に響く「納得感」と「挑戦の設計」とは?
タイパ・コスパを重視する世代の人にとっては、努力する理由が見えないまま頑張ることは時に「非効率」に映りかねません。
しかし一方で、「自分自身の成長につながる」と理解できれば、一気に集中力を引きだすことができるでしょう。
だからこそ重要なのは、研修設計に「納得感」と「挑戦」を両立させること。
リアル課題解決研修では、ただのケース演習ではなく、
- 自社や海外ベンチャーのリアルなテーマに挑戦
- 成果がフィードバックされる“本番環境”
- それでいて失敗しても大丈夫な“安全な学びの場”
という絶妙なバランスの中で、「本気でやる意味がある」と心から納得できる環境をつくります。

実際の参加者の声
「頭をフル回転させました。顧客の本当に欲しているものを察する難しさや、仕事は一人ではできないということなど、一人前のビジネスパーソンとして認められるためのポイントを体感できました。」
「今回の課題を全力でやりきったことが、自信につながりました。今後の糧に必ずしていけると感じています。」
「準備から発表まですべてが学びでした。お客様に“お金を払う”という決断をしていただくことの重みを実感しました。」
「顧客課題の本質を見抜くことは非常に難しかったですが、やりがいがありました。」
■早期に「グローバル」を自分事化
早期に「グローバル人材を早期に育てたい」と考える企業も多くあります。
ただ、すぐに海外業務に関わらないと「自分にはまだ遠い」と感じてしまう新人も少なくありません。
本研修を通じて海外クライアントと直接自分自身でやり取りを行うことを通じて、「海外のビジネス現場ってこういうものなんだ」と肌で体感することができます。
入社直後から“グローバル”を肌で感じる、絶好の機会です。

【渡航型】導入事例:株式会社JERA様 新入社員向けリアル課題解決研修@シンガポール(英語)研究会にご登壇いただいた際の事例発表はこちらから!
「入社直後から“海外”に赴き、その国が抱えるエネルギー課題を目の当たりにすること、その解決に向け日々尽力している現地の人々との協働を通して、
早期からグローバル人財への成長意欲を高めること」を目的として新入社員向けにフィールドワークなども実施し、ストレッチ経験による成長や覚悟の醸成をねらいとしています。
(※個人情報保護のため、掲載写真には一部加工を施しております。)
【オンライン型】導入事例:NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社)様新入社員研修(日本語) 研究会にご登壇いただいた際の事例発表はこちらから!
自分自身の限界に挑むこと、そしてその境界線を越える「越境」経験をデザインすることを主軸においた新入社員研修の中で、シュミレーション研修ではなく「海外ベンチャー企業のリアル課題解決」に挑む、というチャレンジングな課題を実施。終了後のアンケートでは、360人の受講者中、5段階評価において「5:非常に有益」が90%以上を超えるという、驚異の数字を記録。(※一部抜粋)
■企画や運営負担をかけなくても、“自走人材”を育てられる
「リアル課題研修って準備が大変そう…」という声もありますが、
弊社ではヒアリングから運営・レポートまでワンストップで対応が可能な体制を実現しています。
- 事前ヒアリング:貴社の育成方針を確認し、テーマ候補企業とのマッチングを実施
- 研修設計&実施:経験豊富なファシリテーターが主体的議論を促進
- 成果レポート共有:行動変容の兆し・タレントの“見える化”
人事の方の手間を最小限に抑えながら、
「自ら考え、自ら動く人材=自走人材」の育成を実現します。
■まとめ:主体性は「教える」のではなく、「引き出す」もの
主体性は、“知識を教える”ものではなく、“引き出す”もの。
リアル課題解決研修は、新人が自分の力で考え、挑戦し、成長するための仕掛けです。
「受け身から抜け出して自走できる新人を育てたい」
「タイパ・コスパ世代にも“納得感ある挑戦”を提供したい」
そんな企業様にこそおすすめです。
「もう来年の新人研修は決まっているのでは?」と思われる方も多いですが、今からでも間に合います!
オンライン・対面いずれも対応可能で、4月配属直後や夏以降のフォローアップ研修としても最適です。
今年の新人研修を、“本気を引き出す研修”にアップデートしませんか?
■まずは話を聞いてみたい、という方、ご質問・お問合せはこちらから!


