布留川 勝の人材育成の現場日記

『9週間の海外研修で得た「自信」と「自己変革への意欲」』

2012/12/19

海外研修(若手・中堅)

若手・中堅向け研修

Final Presentation

先週、弊社がコーディネートした新入社員32人の海外研修(9週間の米国、英国、カナダ派遣:語学+アクションラーニング+ホームステイ)の帰国報告会があった。全員が英語でのプレゼンテーションを、役員や幹部約20名の方々の前で行い、私もオブザーバーとして参加した。

今回、32名のうち、海外渡航経験のない参加者も数名おり、また出発前のTOEICが300~400点台だった人が10名いた。

果たして、彼ら、彼女らがどのようなプレゼンテーションをするのか、やや不安もあったが、きっと昨年度の先輩と同様パワフルなプレゼンテーションをしてくれると確信していた。

実際、何名かの参加者は、とても海外が初めて、出発前のTOEICが400点強だったとは思えないような、堂々とした態度でプレゼンテーションを行っていて、見ている私たちとしてもいつの間にか笑顔がこぼれてきた。

彼ら、彼女らが学んできたものは決して「英語」や「異文化コミュニケーション」だけではない
成果発表やその後の懇親会での、「何を学んだか、これから何をしていくか?」という質問に対して、次のようなコメントが挙がった。

『Globalization is “Accepting” 』
(グローバリゼーションとは(違いや多様性を)「受け入れること」)

『Don’t Be a Good Person. Be a Unique Person』
(いい子でいるのではなく(価値を出せる)ユニークな人材になろう、という言葉を胸に頑張りたい)

『Live as if you will die tomorrow. Learn as if you will live forever』
(同僚から学んだ、「明日死ぬという思いで生きろ。永遠に生きると思い学べ」という言葉が心に残った)

『Learning English is to learn reality』
(英語を学ぶことは現実を知ることだと気付いた)

これらはほんの一部だが、これらのコメント、そして表情からは
学んだことは英語力だけではなかったことを実感した。

海外研修を単なる英語力習得、知識習得として捉えると、これだけの成果は得られないが、国内での事前研修を含め、「自分グローバル化プロジェクト」の一環として、海外研修を捉えると現地での行動は変わり、得られる気づきも変わる。

これからの長いキャリアにおいて、グローバルビジネスで無縁であることは考えられない。仮に当面は国内の仕事であっても、グローバルビジネスに備え、研修で得た自信を土台に、自ら挙げた言葉を忘れずにこれからも自分自身を磨き続けていってもらいたい

昨年に引き続き、コンセプト作りからご一緒させていただだいたご担当者様からも、素晴らしい成果があがったというお言葉を頂き、このプロジェクトに関わることが出来た喜びを担当コーディネーター3名とも共有しながら帰路についた。

(写真はプレゼンテーションの様子)

グローバル人材育成研究会のお申込はこちら

関連記事

人気記事

グローバル人材育成研究会【G研】のお申込みはこちら

ページ上部へ