布留川 勝の人材育成の現場日記

グローバル人材育成は成功しているのか?

2019/01/06

エッセイ

パーソナル・グローバリゼーション

新年あけましておめでとうございます。昨年は様々なプロジェクトを立ち上げてこのブログにて報告させていただきました。今年もグローバル人材育成のリアルな現場についてシェアさせていただきます。本年も応援どうぞよろしくお願いいたします。

2000年に「グローバル人材育成」を掲げグローバル・エデュケーションを起業し19年が経ちました。

弊社は、日本企業のグローバル人材育成の一端を担っていると自負しておりますが、日本企業全体を俯瞰して見て「グローバル人材育成は成功しているのか?」を冷静に振り返ってみると、答えは残念ながら「No」と言わざるを得ません。グローバル人材=英語力(英語さえ身に付ければ良しとする過度な偏重)という風潮は今でも色濃く、そこからつながる思考停止状態を早く是正すべきだと私は強く思っています。

結果として、日本の企業はグローバル経済の中で、かつての輝きを失いつつあります。それはとても残念なことです。

もちろん一部の企業は、現在でも競争力を持ち続けていることは事実ですが、3-5年先を見据えて楽観的な見通しをしている企業は少ないと感じています。

高度経済成長期にプラスに作用してきた、日本的な雇用のシステム(終身雇用、年功序列、企業内労働組合)は、必ずしもプラスではなく、むしろその縛りの中で、優秀な社員のやる気を奪っている側面も出てきています。

私は2008年に拙著「パーソナル・グローバリゼーション(幻冬舎MC刊)」において、グローバル人材は「会社から頼まれて仕方なくなる」のではなく、「自律的に自分自身のグローバル化」をするべき、と強く訴えました。これは自分自身のキャリアを強化する意味合いもありますが、それだけではなく会社の競争力を高め、日本経済を強くしていくことにつながるのです。

周知の通りグローバリゼーションはデジタルと密接な関係があり、その動きは来年からスタートする5Gなどのテクノロジーによりさらに加速化するのは間違いありません。

現在企業においては、M&Aなどを手がけるグローバルリーダークラスの人材の育成からグローバル展開におけるオペレーションを担当するグローバル人材まで様々な育成プログラムが組まれています。

その渦中にあって私が常日頃感じている事は、繰り返しになりますが、「会社から言われて嫌々取り掛かっている人」は決して成功しないと言うことです。

どんなに素晴らしいプログラムが準備されても「パーソナル・グローバリゼーション(自律的に自らをグローバル化するセルフリーダーシップ)」が欠けている人には、中途半端の結果しか得られないのです。

本年も「パーソナル・グローバリゼーション」のコンセプトに基づき、国内外でバリエーションに富んだプログラム開発に挑んでいく所存です。

改めましてよろしくご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

写真は私が生まれ育った浅草雷門での初詣のショット。

銀座線は浅草から渋谷までを約40分で結んでいます。沿線には、上野、日本橋、銀座、表参道など様々な表情の街があります。小学生の頃は、この銀座線に乗ってアメ横に行ったり、銀座に遊びに行ったものです。

一時は衰退してしまった浅草が、最近は多くの外国人観光客も訪れ活気が戻りました。浅草っ子としてはこれ以上嬉しいことはありません。


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