布留川 勝の人材育成の現場日記

大阪G研報告(142回)「関西企業のグローバル人材育成事情 パート2」

2017/02/01

グローバル人材育成

グローバル人材育成研究会(G研)

先日、1/25の大阪出張でのG研報告をさせていただく。
前回のブログにも書かせていただいたが、これまで関西にはグローバル人材育成を専門にするコンサルティング会社があまりなかったようである。
そのせいか、142回の大阪G研は初めてのご担当者を中心にご案内していたこともあり、とても新鮮で多くの好意的な意見を聞ける研究会となった。

まず参加された皆さんに自己紹介と今回の参加目的について1分程各自発表いただいた。
すると、さすが関西人とても皆さん上手である。日頃より人前でお話しする機会が多いのか、端的かつ魅力的にお話されるのだ。
各社グローバル事業展開でのフェーズは異なるが、「人材育成に対して効果的方法がわからない」や「どこから手を付けるのか定まっていない」、「研修メニューを検討中」など共通する部分も多かった。
またご担当者間の距離感も近く感じる。おかげで和やかな雰囲気の中インタラクティブなセッションを行うことができた。

第一部、私のパートでは体験版の「パーソナル・グローバリゼーション(個のグローバル化)」内で、VUCAワールド(変動制、不確実性、複雑性、曖昧性の世の中)において、どのような人材を育成する必要があるのか、そしてフラット化する世界の中で自分自身がどのようであるべきか、について一緒に考えていただいた。
このセミナーは簡単に言ってしまえば、ダーウィンの法則の「強いものではなく、変化に適応できるものが生き残る」の原則をリマインドするものである。

人材が恐竜になってしまっては企業が生き残れない、また個人としても、AIとどう共存し、インターネットを使って無料で学び続ける新興国の低賃金高能力人材が大量に人材市場に入ってくる状況でどう個人として生き残るのかを一緒に考えていくワークショップである。

 

各社グローバル人材定義については多くの議論がありながら、なかなかこれと言ったものを定義できていないようである。自社を取り巻く環境が著しく変化している中で、私が提言しているグローバル人材として必要な5つの要素について納得できたとの声を多くいただいた。

以下、アンケートより感想をご紹介する。
Who you are(あなたは何者)? はとても大切な問いであると感じた。
また海外に出る人だけでなく国内でもグローバル化する必要性を感じた
・英語を話せることが必ずしもグローバル人材でないことは分かっていたが、必要スキルがはっきりした
GL型(グローバルでもローカルでも活躍できる)人材を増やしていくことの重要性に改めて気づかされた。
・会社、個人のグローバル化は他人事ではなく、社員に早急なマインドセットを行うべきと感じた。

みなさん共通していたのが、「研修体系をこれから構築(見直し)する上で多くのヒントを得られ、参考になった」とのこと。
今回の研究会はそこを目的としていたので嬉しいフィードバックだった。

第二部はこちらも体験版で専務取締役の福田聡子による「右脳型英語学習法セミナー」である。
このセミナーは、英会話レッスンや英語漬け合宿や通信教育などに投資をした企業が受講者が継続学習に失敗しその場限りのものになってしまったという反省のニーズから当社が開発したものである。英語は継続学習しなければ絶対に身に付かない
当たり前のことであるのに、この数十年間多くの企業が間違った投資をしてきた事はとても残念である。
英語を継続学習するための、モチベーションマネージメントとほとんどお金のかからない英語学習法を詰め込んだこのセミナーは、高いリピート率、延べ2万人以上が受講した参加者評価の非常に高い研修プログラムである。

今回もご紹介時間は45分程度と短いものであったが、さっそく導入したいとの企業が続出した。

以下、アンケートをご紹介する。
・楽しく、わかりやすくい。継続にはこの”楽しさ”が必要だと感じた。
・続ける環境、いかに自分のスキマ時間を作るかは初段階でのマインドセットが重要であると感じた。
・これまでの英会話レッスンと異なる切り口で、モチベーションが上がります。
こうやってアウトプットすれば良いのか!と思いました。
・「英語教育」ではなく「英語の学習方法を学ぶ」という発想が新鮮で、参考になった。

研究会終了後も皆さん残って様々な意見交換ができ、改めて関西の企業におけるグローバル人材育成ニーズの高さと、私たちがしっかりとコンサルティングをさせていただける環境にあることを再認識した。
昨年オープンした大阪支店を通じて関西企業のお役に立ちたいという思いが今回ますます強くなった。ぜひ 2か月に1回開催するグローバル人材育成研究会までお越しいただき皆様とのダイアログを楽しみにしている。

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