2025年度新入社員向けグローバルマインド醸成研修実施レポート!~約830名が変わった!「自分には無縁」から「今こそ必要」への意識変革~ - 人材育成研修・セミナーならグローバル・エデュケーション

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2025年度新入社員向けグローバルマインド醸成研修実施レポート!~約830名が変わった!「自分には無縁」から「今こそ必要」への意識変革~

2025/06/03

Personal Globalization

グローバル人材育成

新人・若手

こんにちは、グローバル・エデュケーションです。

4月、新入社員研修シーズン。グローバル化の加速を受け、最近では「新入社員全員にグローバルマインド研修を行う」という企業も増えてきました。それは、多くの企業が“グローバル対応”を一部の社員だけでなく「全社的な戦略テーマ」として捉え、育成を早期からスピード感をもって取り組まれている証とも言えるでしょう。

今年度は延べ約830名の新入社員の方々に、弊社のグローバルマインド醸成研修「パーソナル・グローバリゼーション」をご受講いただきました。参加者アンケートでは、平均満足度4.7(5点満点)という高評価をいただきました。

 

受講者に起きた「3つの変化」

参加者から多くの前向きな反応が寄せられましたが、なかでも印象的だったのは以下の3点です。

1. 「悪性安心感」から「良性危機感」へ

社会は想像以上に速く、大きく変化している——だからこそ、変化を恐れず、グローバルやデジタルに適応して成長しなければならない。

2. 「自分には無縁」から「自分でも目指せる」へ

グローバル人材とは“特別な人”ではなく、“日々の積み重ねで誰でもなれる存在”であるという理解。

3. 「どうすれば…」から「まずはこれをやってみよう」へ

“今からできる一歩”が明確になったことで、実行へのハードルが一気に下がった。

🔍 “今の自分”を見える化する「グローバル志向度アセスメント」

今年の研修では、「グローバル志向度アセスメント」を活用し、自分自身の“グローバル度の現在地”を可視化する事例も大きな反響がありました。
「自分にはどのくらいグローバル志向があるのか?」を可視化すると、具体的に自分の現状が客観視できます。その上で、講師や他の受講者との対話を通して、より自分を俯瞰することで、漠然とした不安や思い込みではなく、「自分は××が課題だから○○をやってみよう」という具体的な行動指針にまで落とし込まれていく様子が印象的でした。“自己認識”と“行動のヒント”が結びつくことで、研修後の実践や自走できるマインドセットにつながっていく効果があったようです。

▶︎ [アセスメントの詳細はこちら]


「自分では時代の変化についていけていると思っていたが、実際はそんなことはないことに気付かされた。」

本研修では、変化に気づき、自らを素早く適応させる力こそ、これからのキャリア戦略において益々重要になり、だからこそ、グローバルやデジタルに対応していくことは、これから避けられない、というメッセージを中核としてお伝えしていますが、研修を受けた新入社員の声から感じられるのは、若い世代が時代の変化を敏感に感じ取り始めているということです。

参加者からは、以下のようなコメントをいただきました。

「グローバル化する社会の中で変化を恐れない人材になることが、淘汰されない人材になっていくための秘訣だと学ぶことができた。」

悪性安心感、良性危機感の話が印象に残っております。日本の雇用形態だと良くも悪くも職が保証されているため、その安定性にあぐらをかきがちですが、日々成長し続ける人材となるべく意欲的に学習をしていこうと思いました。」

「常に変化している社会においては、その変化に適応し続ける力を磨いて成長すること、どこでも誰とでも働くことのできる力を身につけることが非常に重要であり、会社に甘えるのではなく、適度な危機感を持って臨むことが自身のキャリアを守る最良のリスクマネジメントだということを学んだ。」

人生100年時代における長期的なキャリア形成を前提としたとき、「今は大丈夫」ではなく「今から準備しなければ危ない」という意識へ転換すること。これこそが、真に自律的に自分を変えていくための出発点となるのです。

自分はグローバル人材になれそうにないと思っていました。でも、捉え方が変わりました。」

多くの人が、グローバル人材を「特別な存在」「海外経験豊富で英語が堪能な人」と誤解していますが、果たしてそうでしょうか?実際、本研修受講者の認識は以下のように大きく変わっています。

「グローバル人材と聞くと、英語がペラペラで意見を遠慮なく主張できる人というイメージがあり、自分には無縁でそんな人にはなれないと感じていた。しかし研修を受けて、それよりも自分を理解し、意見を持って、国内でも海外でも活躍できる人材がグローバル人材であるということ学び、自分でも目指すことができると感じました。」

「グローバル人材とは、英語がよくできて積極性のある人というイメージを持っており、自分はなれそうにないと思っていました。でも、コミュニケーションをしっかりと取りながら信頼関係を築けるか、英語の文法などよりも伝える気持ちを持っているかなどの方が重要だと学び、捉え方が変わりました。」

真のグローバル人材になるということは、英語が話せればよいということではなく、「どこでも、誰とでも協働できる柔軟性を持った人材」になることです。異なる文化背景を持つ人々と効果的にコミュニケーションを取り、多様な価値観を受け入れながら、共通の目標に向かって協働できる人材こそが真のグローバル人材と言えるでしょう。

この定義で考えると、グローバル人材は誰でも目指せる存在であり、その道のりは必ずしも遠いものではありません。日常の小さな意識変化と行動の積み重ねから始まるのです。

「人事として『自律的に学んでください』と言うだけでは限界がある」

では具体的にどう行動すればよいのか?研修を実施したある企業の担当者からは、次のようなお話をいただきました。

人事として、皆さんに『自律的に学んでください』と言うだけでは限界があります。結局最後は、本人にやってもらうしかない。また、自律学習という名目でツールを渡すだけでは、蓋を開けたら誰もやっていなかった…ということが起こりがちでした。しかし、この研修は具体的な方法まで伝えてくれるので、研修直後から『私、TED、観始めました!』と言ってきてくれる新入社員が出てきたんです。これは大きな変化です。

マインドの変革も重要ですが、同じくらい具体的な行動とセットで提供することも重要です。「明日から何をすればいいか」が明確になった状態まで落とし込むことで、行動変容が加速します。

研修で紹介する行動は、どれも今から始められるシンプルなものです。しかし、日々の小さな積み重ねこそが、将来大きな成長を生むのです。

参加者からは以下のような前向きな声をいただきました。

新しい学びに対して恐れるのではなく、果敢に挑戦すべきだと思いました。迷わず行動しようと思います。」

AIも活用した最新の英語の学び方について実例も交えてご教示いただいたことが大きな気づきとなった。」

「一日一回はChat GPTを使いたい。AI関連の最新技術のキャッチアップを続けたい

目まぐるしく変化する世の中に対応できるよう、新聞やニュースをチェックする習慣を身につけようと思いました。

キャリアの出発点での意識転換が、成長角度を押し上げる

グローバルマインドの醸成は一朝一夕で実現できるものではありません。しかし、キャリアをスタートする段階での意識変革は、その後の成長曲線を大きく押し上げる高い効果があります。早期から継続的に取り組むことで、確実に成果を上げることができます。

将来のキャリアのために小さなステップを積み重ねられる人材を育てていくこと。これこそが、これからの国際競争を勝ち抜く企業であり続けるための人材育成に求められる視点だと考えています。 その第一歩を、新入社員研修から始めてみてはいかがでしょうか。

まずは現状の可視化から始めてみませんか?

社員一人ひとりのグローバルマインドの現在地を把握し、それぞれに適した成長の道筋を描くことから、真の人材育成が始まります。
英語力「だけ」ではなく、グローバル志向度を測るアセスメント:グローバル志向度アセスメントの詳細はこちらから

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    2025年5月28日(水)開催 第388回 人事ご担当者様向けグローバル人材育成研究会「グローバル人材育成、英語力強化だけじゃ足りないかも」と思ったら!―グローバル志向の測定と可視化から始める、戦略的な育成アプローチ」
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