布留川 勝の人材育成の現場日記

ニューヨークで学ぶ意義

2011/11/30

海外研修(若手・中堅)

早いもので今年も残すところ1ヶ月となった。
2011年はグローバル人材育成元年とも言われるほど、
「グローバル人材育成」という言葉が紙面を賑わした。

今年を振り返ってみると、グローバル経済を大きく揺るがすようなことが多く起こり、
そのたびに、これから必要とされる人材は、まさに、
世界のどこにいても、自分自身、そして、多様な人材をモチベートしながら、
結果を出し続けられる人材だという確信を強くしたものだ。

グローバル人材育成にスポットライトが当たった反面、
多くの企業では、まだ具体的にどのような人物を育成すべきか、という定義や
具体的な育成方法を模索している最中
という印象を受ける。
また、業種を問わず、グローバル人材育成で企業が陥りやすい落とし穴も明らかになってきた。
私がお話させていただいている範囲では、
いわゆる「グローバル」なイメージがあるような業界でも、
「ドメスティック」というイメージが強い業界でも、悩みが共通しているのが興味深い。

「グローバル人材育成元年」である今年最後のG研は、
『グローバル人材育成で失敗しないための3つのポイント
~ ニューヨーク大学Mini-MBAプログラムのご紹介~』
と題して、
私からは、グローバル人材育成で失敗しないための3つのポイントをお話し、
また、当社とニューヨーク大学が共同開発した
Global Certificate ProgramというMini-MBAをご紹介する。

このプログラムを開発したのは、私が企業派遣のMBAという仕組みに疑問を持ったからだ。
優秀な人材を1年、ないし2年間派遣することで、企業はその人材が抜けた穴を埋める必要がある。
また、学位を得られることもあり、派遣された人材の転職リスクが高くなってしまう。

組織をグローバル化するという目標を持つ企業にとって、
MBA派遣はベストな選択肢なのだろうか。もっとよい方法はあるのではないか。
このような思いから開発したのがニューヨーク大学とのMini-MBA “Global Certificate Program”だ。

昼間はニューヨーク大学付属の語学教育機関American Language Instituteで、
英語でのビジネスコミュニケーション力を習得し、
夜間は、地元ニューヨークのビジネスパーソンに交じって、
2000以上ものクラスから、自分に合った授業を受講する。

私個人は、このプログラムの最大の魅力は、
地元ニューヨーカーと机を一緒に並べることによって得られる刺激だと思っている。

ニューヨークは、生き馬の目を抜くような競争社会だ。
ニューヨークで働く人々は、その競争社会で少しでも上を目指そうと、
必死で自分自身を高める努力をしている。

彼らの必死さを目の当たりにすることで、「自分自身に眠っていた火がついた」、
そう表現する過去受講生もいた。

今回は、ニューヨーク大学 American Language Institute から、
Peter McCagg氏をお迎えして、プログラムの特長や魅力をお伝えしたい。
プログラムの責任者と直接意見交換できる貴重な機会なので、
お時間が許せば、ぜひご来場いただきたい。

2011年12月6日(火)13:30~17:00
『グローバル人材育成で失敗しないための3つのポイント
~ ニューヨーク大学Mini-MBAプログラムのご紹介~』

http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/seminar_02.html

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