布留川 勝の人材育成の現場日記

新興国 タスク達成型海外研修「ミッションインポッシブル」

2014/06/22

海外研修(若手・中堅)

若手・中堅向け研修

1
課題提供企業幹部からのミッションブリーフィング。初日と最終日だけの予定にもかかわらず、関心を持って毎日駆けつけてくれました。
2
マカティの朝のマーケットでの風景。
3
ミッション提供企業に、緊張の自己紹介中。このために何度も練習を重ねてきました。

海外での体験型研修へのニーズが高まっている。
急成長を続ける新興国で、国内だけでは経験できない異文化+グローバルビジネスを肌感覚で体験し、その中でグローバルマインドの醸成や打開する力、コンピテンシーの最新のキーワードであるアジリティ(俊敏性)やレジリエンス(復元力、回復力)を高めることが可能なプログラムを、先日フィリピンで実施してきた。
私自身は前半だけ同行し、最後まで現地に残ってコーディネートした弊社ディレクターの福田聡子から帰国後以下の報告があった。

「今回の研修プログラムが命名されたのは、最終プレゼンテーション終了後のパーティーの席だった。その名も、「ミッション・インポッシブル」
クライアントの常務が1週間の最終プレゼンテーションの場に足を運んでくださり、プログラム内容の難易度の高さと比較した、参加者の英語力から推測していた結果をはるかに超えた結果に、感動いただき、思わず出たご挨拶の言葉だった。トム・クルーズは見当たらないけどね、の素敵なユーモア付きで。そして、心から I’m proud of you.と嬉しそうに参加者へ賛辞を贈ってくださったし、それを受けとめている参加者が眩しかった。」

今回、TOEIC300-600のほぼ全員エンジニアが挑んだミッションとは、フィリピン企業の実課題(本当に困っているマーケティング課題)を、日本人とフィリピン人の混成チームが5日間でフィールド調査をして企業幹部へのプレゼンをし、最優秀提案チームを決める、という日本語で行ってもタフな内容。
企画・コンサルティングを担当し、同行した私も、提案内容の難易度の高さに、担当コーディネーターと共に相当神経を使った準備をしてきた。

☑事前研修では、なぜ、今、このプログラムに参加するのか、マクロの視点から考えてWHYを
固めて腹決めしてもらった。
☑事前のデスクリサーチも綿密にやってもらった。
☑商品のセールストークを録音してダウンロードできるようにした
☑マーケティングとは全く縁がないから4Pなどの資料を渡した
☑フィリピン人講師との電話英会話レッスンで、自己紹介できるように練習した

しかし、一番不安だったのは参加者だったと思う。今回、14名の参加者は手あげではなく、20代から40歳まで各部署で活躍している方が突然指名されてきたのだから。
事前研修のグローバルマインドプログラムで、「何故今?」「何故自分が?」という研修参加への自分なりの大きなWHYに答えを見つけたとはいえ、プログラム初日は不安が最高潮のまま到着した。
フィリピン人参加者も、ある意味WHYが十分ではないままに研修に参加している。4人とも、企業につとめるビジネスパーソンで、その会社からの派遣で研修に参加している。
後から聞いたら、「突然上司に指名された」とのことだった。
初日の集合時は、そんな中で両者の探り合いだった。日本人参加者は、エンジニアらしくじっと下を向いて話さないし、フィリピン人参加者は、スマホを見ている

そこから5日後には、大成功のフェアウェルパーティを迎えるまでには、
大きく分けると、4つの要因があったように思える。

1) 実課題の協力企業の真剣さに対する責任感
2) 高い目標を一緒にクリアする中で培われた、国籍を超えた固い絆
3) フィールドリサーチでの成功から培われた自信
4) プログラムを通して感じた、フィリピン人の寛容性(Inclusive)

次回のブログではこの要因を紹介していきたい。


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