布留川 勝の人材育成の現場日記

創業者哲学とカンパニーカルチャー

2012/09/28

エッセイ

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少し報告が遅れてしまったが、上の写真は先々週に開催された国内グローバルスキルコース(3ヶ月間)の報告会の終了後の記念撮影である。

役員から若手までの国内外のグローバル研修を7ー8年間に渡りコーディネートをさせていただく中、私はこの会社(金融)のカンパニーカルチャーに<明るい未来>を感じる。
もちろん論理的な話ではなく、あくまで感覚的な話である。

そこで、何故なぜそう感じるのかを考えてみた。
そうすると、人材育成ご担当者や研修生の各階層の方々とのコミュニケーションの中で感じる共通項が、オープン・フラット(権威的でない)・前向きで諦めないの三点であり、そこに環境への適応度が高さを感じるのだと気づいた。

昨今危機を迎えている企業のほとんどが、環境の激変に適応できていないことが原因である。
過去の成功の亡霊が判断を誤らせてしまうケースが多いのではないだろうか?
そういう環境不適応型企業の硬直性や傲慢さのようなものをこの会社には感じない。私がお会いした役員、社員の方々には謙虚さと柔軟性を感じる。

この会社は欧米のグローバル企業と比べれば、それほどビジョン、ミッションの浸透に投資をしてきた形跡は見られない。
従って、創業者哲学がじわじわと現場で社員個人個人に影響してきている好例なのであろう。

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