布留川 勝の人材育成の現場日記

G研報告(173回) 自立的な部下を育てるためのヒントとは!【後編】

2018/11/06

グローバル人材育成研究会(G研)

コミュニケーション

リーダーシップ

管理職研修

第2部:部下に対してどのようなアプローチをすると効果的なのか?

2018年10月3日(水)に行われた第173回G研「部下が育たず、長としての役割に時間が割けない.. 自立的な部下を育てるためのヒントとは!」第1部では、組織の生産性を高めるために何が必要なのか?と題して、私がお話をさせていただき、第2部では、当社パートナー講師の藤崎講師にご登壇いただき、管理職としての部下に対しての効果的なアプローチについてお話いただいた。

昨今、企業様から、「部下に自分の職務を自立的に推進してほしい / 補佐として、チームをまとめてほしい・・・」「あれだけ伝えたのに..わかってもらえない(業務がうまく進んでいない)・・・」「チームメンバーのモチベーションを高めるために部下・管理職双方が考えるべきこととはなんだろう」といった声が聞かれることが多い。

今日は1日を通して、いくつかのワークを皆様にご参加いただき、その問いの答えを体感していただいた。

藤崎講師の特徴は、決まったテキストがあるわけではなく、受講生の様子や現在困っていることを受けて、その場で柔軟に研修を組み立てることが挙げられる。インプット重視ではなく、自身の悩みの解決のヒントになる考え方やスキルを体感的に習得することができるため、受講生は「明日からこれをやってみよう」と職場で実践することができる。結果として受講生だけに留まらず、組織全体に浸透するトレーニングとして評判が高い。

藤崎講師のセミナーの軸の一つに以下の「モチベーション理論」がある。

管理職の重要な職務の一つとして、部下を動かすことがあるが、この理論は人には以下の3つのボタンがあり、それを自分で押したり、押されたりしながら、物事を進めていく、という考え方である。
- やりたい: 目標達成すると、その先にどんないいことがあるのかを具体的にイメージさせる
- やれそう: 達成の可能性が高く、自分も出来る!と思わせる
- やらねば: 危機感を伝える
人は無意識のうちに自分が過去に押されてきたボタンを使って、人を動かそうとする。しかし、時と場合によって、また人によってこの3つのボタンを使い分けることが重要だ。

また、もう一つの軸として「コミュニケーションは伝わらないもの」という前提があげられる。

管理職、部下の間で「あれだけ伝えたのに..わかってもらえない」が起こっているとすれば、それは「伝えた気になっている」だけかもしれない。情報を伝える側も、受け取る側も自分にとって都合のいい形にそれを捻じ曲げてしまうクセがある。伝わらないことを前提にしてより丁寧でクリアなコミュニケーションを取っていくことが重要だ。

今回は藤崎講師の研修をご導入いただいている2つの企業からご担当者様にご登壇いただき、パネルディスカッションを行った。長年、昇格者研修でご導入いただいている企業様からは「まず受講者の意識が変化したことが大きい。昇格者への期待や求められるスキルへの理解がワークを通して深まった。藤崎講師の研修では腹落ち・咀嚼ができるため、定着しやすい。新しい役割を担う昇格者にとって、過去の自分を振り返るとともに未来を考える、いい気づきの場となっている。」とコメントをいただいた。

 

 

 

 

 

 

管理職として重要なのは、相手に気持ちよく動いてもらい成果を出し、チーム全体を動かすことだ。藤崎講師のメッセージはシンプルだ。「コミュニケーションは伝わらないものだ」という前提のもと、相手を動かすスイッチを見極めながら、時と場合によって使い分ける。何よりも、個人個人ときちんとじっくりと向き合うことが重要なのだ。

<終了後に、藤崎講師と当社専務の福田と一緒に>


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