布留川 勝の人材育成の現場日記

人生100年時代、人材育成担当者の役割は?G研報告(184)

2019/07/12

グローバル人材育成研究会(G研)

セルフエンパワーメント

ダイバーシティ

リーダーシップ

6月20日(木)、第184回のグローバル人材育成研究会を開催した。今回は、参加者同士のディスカッションを中心に据え、テーマは、【人生100年時代、これからの人材育成担当者の「役割」とは?ラウンドテーブルディスカッション開催!】。私から最近の社会情勢、特に100年ライフを取り巻くキーワードを中心にお話させていただき、その後は、皆さんに大いに語っていただいた。

自分だけは大丈夫…の落とし穴

最近になって、経済界の重鎮から終身雇用制度の限界が語られるようになってきた。また、老後2000万円問題に代表されるように、「60歳でリタイヤして悠々自適生活を送る老後」は、全く現実味がない。

100年ライフでは、生涯を続けて変身を続ける覚悟、ラーニングとアンラーニングを繰り返し、変化を楽しむことが求められているのだ。そんな覚悟が一人ひとりに出来ているだろうか?メディアではその悲壮感を煽るような報道が多いものの、私自身は一人ひとりの責任は大きくなるが、様々なことにチャレンジできるチャンスだと思っている。

皆さんは「正常性バイアス」という言葉を聞いたことがあるだろうか?「異常事態でも人は正常の範囲だと捉えようとする」ことを指す言葉で、災害時などにも多く使われる言葉だ。年金問題、終身雇用制度の終焉など、働く人を取り巻く環境は大きく変わろうとしている。また、現在は「一時休戦中」であるものの、米中貿易戦争の世界経済への影響など、この不透明さが長期化する可能性が高い。そんな変化が訪れる中、「自分だけは大丈夫…」、そう思わないことが重要なのだ。

今回は4時間の研究会だったので、いくつかディスカッションテーマをあらかじめ用意しておいたのだが、ご参加いただいた皆様とのディスカッションが活性化し、なんと、この1問を様々な角度から深堀する形になった。

「生涯を通じて変身を続ける覚悟が問われる100年ライフ時代。今後の人材育成担当者の役割は何だと思いますか?」

それぞれのテーブルでのディスカッションは活発を極め、休憩を挟んでホワイドボードいっぱいに話したテーマを書きながらまとめていただいた。本当に多くの貴重な意見や考え方が出ていた。

  • 同じ会社にいないことを前提に、キャリアプランの支援だけではなく、どういう人生を歩んでいきたいかを考えさせることが大切では?
  • 人材育成担当者は、社員の意識改革を促す伝道者として、経営層のコミットメントを勝ち取ること、そして社員への腹落ちさせる役割が求められているのではないか?
  • 60歳を過ぎて自分を売り込む価値が自分にあるか?を問う覚悟は出来ているか?
  • Competitive(競争的)だけど、Confrontational(対立的)ではない組織文化とは?
  • 「その企業らしさ」をどう表現し、継承していくのか?

終了後の懇親会の一コマ。皆さん、とても熱かった!


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