布留川 勝の人材育成の現場日記

いまいる組織の中で、どう自分らしいリーダーシップを発揮するか?G研報告(186)

2019/09/09

グローバル人材育成研究会(G研)

セルフエンパワーメント

ビジョナリーシンキング

リーダーシップ

管理職研修

2019年8月29日(木)に第186回G研
「部下の力を引き出し、自分自身もモチベートされる“エンパワメント型リーダーシップ”
~自分の意思で潜在力を発揮するための2つのキーワード~」を開催した。

最近のリーダー育成のトレンドとして、オーセンティックリーダーシップと未来予測が注目されていることは前回のブログでお伝えした通りだ。

「オーセンティック・リーダーシップ」とは、「自分らしいリーダーシップ」の発揮のことだ。変化が激しい時代に、スピード感を持って、ぶれない判断をするための軸として「自分らしいリーダーシップ」を発揮できるかどうかがますます重要になっている。

今回ご登壇いただいた野呂講師とは、もうかれこれ17-18年くらいのお付き合いだ。野呂さんのリーダーシップ研修で中心的な考えとなるのが「コア」と「スペース」という考えだ。

「コア」とは、自分の職務や役割の中でやらなければならないこと。
「スペース」とは、他人からやるようには言われていないが、自分さえ望み行動すればできること。この「スペース」には自分の価値観やビジョンが多分に反映されるため、これを行っていくことが、組織の中で「自分らしい」リーダーシップを発揮することにつながる。

15-6年前だったと思うが、若かりし頃(?)の私と野呂さんで、なんとかこのコアとスペースという概念を広めようと、クライアントの人事部の方々にお時間をいただいていた。今でも覚えているが、当時ある企業のご担当者が、「こういうのではなくて、即リーダーシップが発揮できるような実践的なスキルが身に付けられるコースを探しているので全く興味がありません」と言われてしまい、悔しい思いをしたことを覚えている。即席でリーダーシップが身に付くコースなどありはしない。決意しアップダウンを経験して熟成されていくだけだ。

10年前に野呂さんのコースを受講した方からこんなことを言われたことがある。「今でもテキストブックを読み返しています。あのセッションで自分から出た言葉が自分を支えてくれています」

基本的な概念は上の写真にあるフレームワークであり、この考え方は少しも変わっていない。これこそまさにオーセンティックである。

自分のSweet Spotは何か?

オーセンティック・リーダーシップの発揮には、「自分のSweet Spot」を再認識することが重要だ。
これは、自分のパッション(やりたいこと)と能力(得意で強みであること)が合致する部分を指す。多くの人は、就職や転職の際にはこれを意識するものの、普段の生活で意識することは少ないかもしれない。私のセミナーでも、最近ではこの問いを投げかけ、二人組で話してもらうのだが、皆さん最初は戸惑いつつも、次第にイキイキと話し出すようになる。人生100年時代で、退職するまでの時間は長くなる一方だ。現在 40歳の人でも、70歳が定年になるとすると、あと30年キャリアが続く。自分のやりたくないこと、不得意な事を30年続けるのは自分の元気を徐々に奪ってしまう。

自分のSweet Spotを意識することが、100年時代に備える一歩と言えるのではないか。

いまいる組織の中でどう自分らしいリーダーシップを発揮するか?

組織の中に長くいると、どうしても、個よりも組織を優先させるような時がある。

野呂講師はそんな「組織の鎧」をまとってしまったリーダーたちの中にある、リーダーシップの核に意識を向けさせていく。同じ企業内での実施にこだわって、「いまいる組織の中でどう自分らしいリーダーシップを発揮するか?」を深く内省してもらうのが主眼だ。

 

 

 

 

 

「スペース」をどんなにやっても評価されない、という声を聞くことがある。もちろん、評価する上司にもよるが、経営陣から見ていると、「コア」も「スペース」もやっている人は目立つものだ。リーダーになっていくためには「コア」だけをやっていても成長できない。「スペース」に挑戦し続けることこそが、自分らしい価値観に沿って自分を育ててくれるものだ。

人生100年時代になり、否が応でも、人は変化し続けることが求められる。その大変化の時代にあって、改めて「自分らしいリーダーシップ」の重要性が見直されている。

終了後に野呂講師と当社専務の福田とともに。


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