「我々が考えるグローバル人材の定義」
企業におけるグローバル人材育成を支援するプロフェッショナルとして、私たちは企業において求められる「グローバル人材」の要素を「パーソナル・グローバリゼーションモデル」で定義し、それらに基づくグローバル人材育成を行っています。
「英語ができる人材=グローバル人材ではない」
グローバル人材=「仕事が出来る人+英語力」という不十分なモデルの広がりにより、仕事が出来る人に、英語研修を行う、という英語研修中心のグローバル人材育成が、「国際化時代」より行われてきました。しかし、多くの企業で中核となるべく40代、30代におけるグローバル人材の不足が深刻な課題となる中、英語研修中心の施策では不完全ということが明白です。英語はもちろん重要ですが、それだけでは不十分です。
「世界から求められる人材とは?」
どのような人材がグローバル人材か?
この課題に私たちは、世界から求められる人材、国内外問わず価値を出し続ける人材、国籍・文化問わず、この人についていきたい、この人と一緒に仕事をしたい、そう思わせる人材に共通する要素を考えました。それが2008年に作られた「個のグローバル化」を可能にするモデル、「パーソナル・グローバリゼーションモデル」です。
『枠にとらわれないひらめきとその実現性を検証するための
ロジカルかつクリエイティブで全体を俯瞰できる思考力をそなえ、
常に内在するパワーを自ら引き出し、心は決して折れない。
多様な価値観の人々との協働を楽しみ、
そして、状況に応じて最も効果の高いコミュニケーションのツールを使いこなせ、
それらを表現できる英語力を持つ』
業界・職種は異なれども、それぞれの分野における専門性を持ち、高め続けながら上記の要素を持った人材を「グローバル人材」と私たちは定義しています。
これらの要素を高めるための効果的な研修プログラムを、世界中のリソースと貴社のニーズを組み合わせながら提案、実行するのが私たちの仕事です。
「パーソナル・グローバリゼーションの6要素」
以下の6つの要素それぞれをいくつになっても、どんなポジションであっても高め続けることで、パーソナル・グローバリゼーションの実現に向けた自己変革のスパライルアップを生み出します。
イキイキと働き、結果を出す人材としての中核要素
・ビジョナリーシンキング(ビジョンを構想する力)
右脳的な発想力・ひらめきと左脳的な構想力・思考力を併せ持ち、自分自身、仕事のありたい姿を描く力。
・セルフエンパワーメント(変化し、高め続けるための力)
日々内省と自己強化に励み、自分自身を勇気づけ、自分自身の持つパワーを引き出す。レジリエンス(自己回復力)が高く、相手のWin、自分のWin両方を考えて行動するアサーティブさを持つ。
イキイキと働き、結果を出す人材の必須ツールとしての要素
・ダイバーシティ (多様性を活かして協働する力)
自分と価値観、国籍・文化、性別、世代、専門性の違う多様な人材と共に働き、結果を出すために違いを受け入れ、それらの人材をモチベートできる。また自身もモチベートされるオープンさを持つ。
・コミュニケーション(相手とつながり、ポジティブな影響を与える力)
成果を出すために、状況対応的に複数のコミュニケーションスキルを使い分けることが出来るプロフェッショナルコミュニケーターとしての力を持つ。
・グローバル・イングリッシュ (グローバルビジネスにおける共通言語を使える力)
文法の正しさなど正確さに過度に囚われず、発音はネイティブレベルでなくとも、ビジネスツールとして使える切れ味のある英語力を持つ。
・専門性 (ビジネスプロフェッショナルとしての土台となる力)
それぞれの職務を高いレベルで行うための専門性、技術、教養を持つ。
3分間で分かるグローバル人材育成の課題
グローバル人材育成の課題、グローバル人材とは何かを、シンプルにわかりやすく解説した3分間のショートムービー。ぜひご覧ください。
