布留川 勝の人材育成の現場日記

30代次世代リーダーのポテンシャル

2008/03/25

エッセイ

最近30代次世代リーダーのポテンシャルをまざまざと見せつけられる機会があった。
約1年間のコア人材のグローバル人材化コースが終了し、社長や役員への成果発表としての英語プレゼンテーションでの場だ。コーススタート時の1年前には、簡単な英語もなかなか出てこなかった人が、堂々と自信にあふれた姿で自社課題への提案プレゼンテーションを行い、質疑応答にもしっかりと、そして誠実に対応していた。これは、1年の海外留学プログラム派遣でもなかなか身につけられるものではない。企業の中核人材であり、多忙を極める中、研修時間以外にも隙間時間を使っての自己学習を相当こなさなければ、あの姿にならないことは私も専門家として容易に想像がつく。

30-40代前半の選抜人材の中でも、このような普通では考えにくいような自己成長を達成できる人材には共通項が見られる。それは、ビジョンである。通常、コーススタート時に私の方から、1年後のあるべき姿についてできるだけクリアにイメージして頂くセッションを行う。15名前後の選ばれたコース参加者の表情は興味ありげ、不安な感じと様々である。しかし、一部の参加者からは、『布留川さん、自分はやり遂げますよ』というコミットメントの非言語メッセージが表情や発言のトーンなどで送られてくる。明らかに、心に火がついているのを感じ取ることができるのである。

急激なグローバル化に対応を迫られている企業の選抜人材は、ほぼ100%自らのグローバル化に対して強い決心で取り組んでくる。30代であれば、あと20年以上続く会社生活おいて、グローバル化した自分の人生の豊かさと、グローバル化していない場合のキャリアリスクのギャップはイメージしやすいからだ。その中でも、抜きん出て成長する人材は、絶対に自らのグローバル化を達成できるという燃えるようなビジョンがある。

彼らのポテンシャルが大きく開花し、10年後には、彼ら自身が成果発表の場で評価する側に回っているのでは、という予感がして益々楽しみになる。


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