布留川 勝の人材育成の現場日記

G研@大阪~グローバル人材育成のトレンド&右脳型英語学習法

2010/01/18

グローバル人材育成

英語力底上げ

9ac17ecd.jpg先週の金曜日に、大阪初のG研を開催した。昨年開催したG研のハイライト紹介とグローバル人材育成のトレンドを私から、そして弊社ディレクターの福田聡子が右脳型英語学習法のセッションを担当した。
東京以外では初めての開催であり、支店もないのでご参加いただけるか心配だったが、ご多忙中の中、17名のご担当者にお集まり頂き嬉しかった。皆さんに感謝申し上げたい。

グローバル人材育成に関しては、関西でも東京同様、各社試行錯誤の状態であり、私たちの『自立を前提としたグローバル人材育成』の様々な取り組みにもご興味を頂けたようである。
グローバル人材=英語のできる人ではないというのは、共通認識である。しかし、ではグローバル人材の定義は?グローバル人材育成を組織として成功させるには?そのコストは?という課題に関してはなかなかコンセンサスがとれない。

『自立していて、軸があってぶれない。ビジョナリーで柔軟性に富み、ロジカルかつクリエイティブで全体を俯瞰できる思考力。そして、状況に応じて最も効果の高いコミュニケーションのツールを使いこなせ、それらを表現できる程度の英語力を持つ』というのが私の考えるグローバル人材である。

348db093.jpg今回のG研では、そうしたグローバル人材育成の全体像と各社共通の課題である英語研修のコスト削減にもフォーカスをあてた。

企業における英語研修コストは大不況時代には大敵である。しかし、ここで2つの疑問がある。

1)英語習得は本当にお金をかけなければならないのだろうか?
2)また、お金をかければ必ず習得できるのだろうか?

答えは、どちらもNoである。

Aさん(1年前のTOEICは600点)は1年前に週1回2時間の社内英語研修を半年続けた。ほかにやることも多く英語学習に週2時間使うのは大変だったが、せっかく会社が負担してくれるコースだったので真面目に受けた。休んだのは2回だけだ。
結果、英語には少し慣れたが今でもネイティブの前ではまともに話せない。

Bさん(1年前のTOEICは450点)は、通勤時間やスキマ時間をフルに使った独学をほぼ毎日続けた。結果、1年で外国人と英語で話すことに恐怖感がなくなった。1年で自腹を切った投資額はわずか1万円以内である。NHKのテキスト、シャドーイングと音読のためのCDつき教材、映画とドラマの中古DVD3枚、中古ペーパバック3冊である。
大量インプット、音読、非言語、自分について語る、Practice, Practice, Practice』に加え、マインドマップとアファメーションを使いモチベーションをキープした。

違いは何か?
簡単に言えば、Aさんはまだまだ依存的であるが、Bさんは主体的に取り組んでいたことである。

私は、英語研修の究極的なコスト削減のヒントがここにあると考える。Bさんのような社員が社員全体の20%を超えると、その影響はじわじわと社内に伝播し始め、依存的な人は徐々に淘汰され始める。
まずは社員の5%をBさん型にするプロジェクトを始めることが一歩である。千里の道も一歩からである。

写真は当日の様子

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