- 「最新事例から学ぶ
2011年グローバル人材育成プログラムを
設計するにあたってのポイント」
グローバル・エデュケーション代表取締役
布留川 勝(ふるかわまさる)
- 「多国籍社員との真の協働を実現するためには?
~日産自動車株式会社の
ダイバーシティ推進施策に学ぶ~」
日産自動車㈱ ダイバーシティディベロップメントオフィス
主担(GCDF-Japanキャリアカウンセラー)遠藤 佳代子様
- 「第60回グローバル人材育成研究会」開催要項
-
- 日時
- 2011年1月20日(木)14:00〜18:00
- 会場
- 日本リージャス 青山プラースカナダ
SUMMARY 〜概要〜
「第60回グローバル人材育成研究会」のご報告
2011年1月20日(木) 14:00〜18:00
第60回グローバル人材育成研究会では、第1部 『最新事例から学ぶ 2011年グローバル人材育成プログラムを設計するにあたってのポイント』(グローバル・エデュケーション代表 布留川勝)、第2部『多国籍社員との真の協働を実現するためには? 』(日産自動車株式会社 ダイバーシティディベロップメントオフィス主担 遠藤佳代子氏)をテーマにお送りしました。今回も大勢の皆様にご参加頂きましたことに御礼申し上げます。
FORUM REPORT 〜研究会の様子〜
第1部
最新事例から学ぶ
2011年グローバル人材育成プログラムを設計するにあたってのポイント
布留川 勝 グローバル・エデュケーション代表
低迷する日本のグローバル人材力
2010年暮れから2011年にかけて、多くの企業において新卒採用での外国人の割合を増やすというニュースが相次ぎました。
ここに衝撃的な調査結果があります。
早稲田大学の白木教授によると、現地赴任する日本人部長と現地の中国人部長を比較した場合、圧倒的に現地中国人部長が部下から高評価を得ているとのことです。
日本人部長が現地人部長より評価が高いのは、22項目中、「数字分析に強い」という一項目のみ(※)。この傾向が続いた場合、海外拠点における現地人スタッフと日本人駐在者の能力ギャップが広がり、
結果として、日本人はますます国内志向になり、優秀な現地人スタッフが会社を去るというパターンに陥ってしまいます。
2010年のIMD国際競争力調査「高度人材からみた労働市場の魅力度ランキング」では、シンガポール(2位)、中国(19位)、韓国(33位)に遠く及ばず、日本は42位です。
また、労働力人口全体に占める外国人労働者の割合も0.3%と突出して低く(2010, OECD調べ)、日本の労働市場は世界の高度人材を全く惹きつけない市場となってしまっているのが現実です。
グローバル人材育成プログラムを設計するにあたってのポイント
日本のグローバル人材力が低迷し、一方でグローバル企業は、優秀な新興国人材・先進国人材を積極的に登用している今、日本企業はどのようにグローバル人材を育成したらよいのでしょうか?
グローバル人材育成プログラムを設計するにあたってのポイントは3つあります。
①グローバル人材の明確な定義:
プログラムを設計する前に、目指すべき人材像をはっきりと固め、グローバル人材とはどのような人物か、という方向性を決めておくことがとても大切です。
②高い組織波及効果:
誰に研修を行い、どういった組織波及効果を狙うのか?「業務の都合がつきやすいので、とりあえず若手だけ」ではなく、グローバル化へのトップの強い意志を見せるためにも、役員、部課長級など、上層部にも研修を行うことで、高い組織波及効果が得られます。
③世界中のリソースを活用:
研修を設計する際、身近にあるリソースのみにとらわれるのではなく、世界中のリソースから自社にとって最適なものを選択することが大切です。グローバル人材の育成という目的を達成するための手段は世界中にあり、それらをうまく組み合わせていくことが求められています。
第2部
多国籍社員との真の協働を実現するためには?
~日産自動車株式会社のダイバーシティ推進施策に学ぶ~
日産自動車㈱ 遠藤 佳代子様
ダイバーシティとは何か?
日産自動車ダイバーシティディベロップメントオフィスの遠藤氏からは、日産自動車がどのように変化し今日に至ったのか、そして、日産自動車と異文化の深い関係についてお話いただきました。
遠藤氏ご自身の日産自動車でのダイバーシティ経験や、実際のダイバーシティ施策など、他では聞けないような深いお話をいただき、会場は大いに盛り上がりました。
ご参加いただいた皆様からも多くのご質問をいただき、ダイバーシティ先進企業としての日産自動車の取り組みへの関心の高さを改めて実感しました。
生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知的なものでもない。
最も変化に対応できる種が生き残るのだ。~チャールズ・ダーウィン~
日産自動車では、「競争優位に立つ」という目的の下にダイバーシティを位置づけています。経営方針としてCEOやCOOが強いリーダーシップを発揮し、ダイバーシティ施策を促進しています。
ダイバーシティを促進させることで、異なった意見や考え方を受け入れ、個人の能力を発揮させることが出来、その結果、多様な人材が適材適所で活躍することができます。そのため日産自動車では、
「違い」をビジネスメリットにするため、ジェンダーとカルチャーの二本柱でダイバーシティ施策を促進しています。
ダイバーシティ施策① グローバル人財政策
日産自動車では、多様な背景を持つ人材の活用を可能にするため、欧米のグローバル企業も取り入れているグローバル人財政策を実行しています。
これは、従来、各地域や部門で管理していた人財の発掘や育成を全社としてグローバル管理していくというものです。
グローバル企業 ≠ 無国籍企業
日産自動車が目指すのは、「和魂洋才」であり、日本人や日本企業が持つ強みと、海外の強みを融合させ、ビジネスに活かすという姿である、というお話をいただきました。
ダイバーシティ施策② Eラーニング「目からうろこの異文化コミュニケーション」
ダイバーシティ施策の一環として、日産自動車とグローバル・エデュケーションでEラーニングを共同開発しました。
「面白く、知的に」を表す「面白知的(おもちてき)」というコンセプトのEラーニングです。
日本人が陥りやすい行動を元に、すぐに使える知識とスキルの習得にフォーカスした内容となっています。遠藤氏のお話では、受講者の三分の二が内容に満足し、
他のメンバーへのお勧めメールを発信してくれたとのことでした。特に好評だったのは、雑談で人間関係を構築する方法や、メールの書き方だったそうです。
VOICE 〜参加者から寄せられた感想〜
【布留川(当社代表)
最新事例から学ぶ
2011年グローバル人材育成プログラムを設計するにあたってのポイント】
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- グローバル人材は専門性なしにはあり得ないという言葉がとても胸に残りました。典型的な日本企業はTOEIC等に走りがちなので、本来専門性ありきであるはずだと考えさせられました。(通信)
- グローバル・ダイバーシティは避けられない環境変化ですが、変化できない社員をどうヤル気にさせるかが大きな課題だと感じています。(IT)
- 世界への高度人材流出など、日本で起こっている「グローバル」への課題について理解を深めることができました。(自動車部品)
- トップ、管理職が自ら手本を見せることが重要だと感じました。(自動車)
- グローバル化の目的の一つとして、「イノベーション」ということに共感しました。(機械)
- 認識以上にグローバル人材の育成が急務であることを感じました。(自動車)
【日産自動車㈱ 遠藤 佳代子様
多国籍社員との真の協働を実現するためには?
~日産自動車株式会社のダイバーシティ推進施策に学ぶ~】
-
- 日産自動車様の状況は、どこか今の弊社の状況に似ているので、とても参考になったとともに、改めて危機感を持ちました。(総合電機)
- 日産自動車様の「変化に対する覚悟」を感じました。もう後がない、という状況だったと思いますが、そこまでではない状況でどうやって社員に変化を促すべきかを考えさせられました。(コンサル)
- 取り組みが進んでいると思う反面、日産自動車様ですら10年かかかってここまでの段階なのだと認識し、道のりの遠さを感じます。(食品)
- お話しづらい部分から具体的取り組みまでお話いただき、感謝します。大変参考になりました。(金融)
- 日産自動車様の10年の取り組み、ダイバーシティ推進など、大変参考になりました。当社はまだ意識が薄いところもありますので、今後社内でも連携を深めていきたいと考えます。(自動車部品)
資料お問い合わせにつきましては、こちらまでご連絡ください。
- Tel
- 03-5408-7488
- Eメール
- getc-info@globaledu-j.com
- 担当
- グローバル・エデュケーション 近藤






