「第50回グローバル人材育成研究会のご報告」

「2010年グローバルキャリアのコアスキル
~高速「グローバリゼーション」と
低速「個のグローバル化における
日本人のグローバルキャリアを考える」
布留川 勝 グローバル・エデュケーション代表取締役
布留川 勝(ふるかわまさる)
「中堅社員の知的生産性を
高める行動原則とは?」
堀田 孝治グローバル・エデュケーション講師
堀田 孝治(ほったこうじ)
「第50回グローバル人材育成研究会」開催要項
日時
2010年5月21日(金)14:00〜18:00
会場
日本リージャス 青山プラースカナダ

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SUMMARY 〜概要〜

「第50回グローバル人材育成研究会」のご報告

2010年5月21日(金) 14:00〜18:00

ご多忙の中お越しいただきました皆様、誠に有難うございました。 第50回グローバル人材育成研究会では、第1部『 2010年グローバルキャリアのコアスキル』(グローバル・エデュケーション代表 布留川勝)、第2部『中堅社員の知的生産性を高める行動原則とは? 』(グローバル・エデュケーション講師  堀田 孝治氏)をテーマに、演習やグループ作業を交えた2部構成でお送りしました。 大勢の皆様にご参加頂きましたことに御礼申し上げます。

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FORUM REPORT 〜研究会の様子〜

第1部
2010年のグローバルキャリアのコアスキル
~高速「グローバリゼーション」と低速「個のグローバル化」における
日本人のグローバルキャリアを考える
布留川 勝 グローバル・エデュケーション代表

高速するグローバリゼーションと日本人

高速するグローバリゼーションと日本人
グローバリゼーションが進む中、日本社会・企業はどのような変化・競争にさらされているのか?

<日本で起きていること>
①パラダイス鎖国(経済・物質的に豊かになり、海外志向が激減)
②人材獲得競争(日本企業における新興国出身者の割合が急増)
③国際競争力の低下(少子化に伴う経済・社会基盤の脆弱化)

このような状況下、海外企業との攻防は激しさを増し、企業は世界で戦えるグローバルな人材を求めている。では、それは一体どんな人材なのか?グループワークではグローバル人材として思い浮かぶ具体的な人物を挙げ、共通するマインドやスキルについて活発な議論が交わされた。

低速する『個』のグローバル化と対策

低速する『個』のグローバル化と対策
企業のグローバル化が進む一方、日本では『個人レベル』のグローバル化は低速している。
背景には、多くの企業はグローバル人材の育成にあたり、「仕事ができる人」に対し 『英語力』を強化すればいいという誤った認識をもっていることが挙げられる。そのような誤った認識のもと、単なる英語研修や目的の明確でない研修をしていては効率・効果は上がらないはずである。 また、新興国の台頭によって、今後ますます世界規模で人材の価格・能力競争にさらされるという『危機感』が個人レベルで欠如していることも挙げられる。

グローバル人材に求められるのが『英語』だけではないとしたら、どのような要素が必要なのか? 社員一人一人が『危機感』と『高いモチベーション』をもつようになるにはどのような研修をすべきなのか?

グローバルキャリアに求められる要素とは? グローバルリーダー&次世代人材育成研修

「グローバル人材とは?」
Q1:「例えばどんな人?グループ内で具体的な人物を5名挙げて下さい」
(著名なビジネスパーソン、芸能人、スポーツ選手、政治家、歴史上の人物など自由に考えてみて下さい)
Q2:「5名の共通点とは?」
(スキル&マインド(姿勢・考え方・物事の捉え方))

当日は上記のお題でグループワークも行った。

組織への波及効果を考えた際、どの層に投資するのが最も効果的であるか?
・・・答えはやはり「リーダー人材」であろう。毎回紹介しているグローバル人材としての5つの要素があるが、まずはこのリーダー層社員の意識を高めていくことが急務であるといえる。

第2部
中堅社員の知的生産性を高める行動原則とは?
~セルフリーダーシップで「いま」と「未来」を逞しく切り開くキャリア開発研修
堀田 幸治 グローバル・エデュケーション講師

仕事の「正体」と「7つの行動原則」

仕事の「正体」と「7つの行動原則」
いくら能力を高めても、仕事では成果を出さなければ報われない。
では成果を出すにはどうしたらよいのか? 
本研修では、仕事を「種目」ととらえ、種目にあった能力を鍛える為の7つの行動原則について学んだ。

<仕事の正体とは?>
・継続性が大事 → 成功に導く行動習慣が必須
・団体種目である。→ 価値創出、関係性構築が重要
・「何が問題か」を知るのが問題 →ゴールにもプロセスにも正解はない

<7つの行動原則>
1.価値創出 2.逆算 3.守・破・離 4.てこ入れ 5.両立 6.同時多面的 
7.自己選択

以下、7つの行動原則の一部をご紹介する。

価値創出と逆算

価値創出と逆算
仕事においては、「ただ頑張る」、「自分が何を得るか」ではなく、どんな価値創出ができるかが大事だ。まずは様々な相手の立場から、自分に何が期待されているかを押さえることが出発点になる。

グループワークを通し、「経営・社員・顧客が自分に期待する価値創出は?」をテーマに活発な議論が交わされた。

相手目線に立つことで「価値」や「ゴール」を明確にする、仕事においてはこのような逆算思考も重要だ。以下のような具体例が挙げられた。 スケジューリングにおいては、なりたい自分(結果)から逆算して予定を組むという方法や堀田講師のツールが紹介された。

<逆算の例>
・スケジューリングは、ゴールから逆算
・仕事は「上司視点」「全体最適」から逆算
・コミュニケーションは相手の「立場」「関心」「思い」から逆算

両立・同時多面的

仕事は「正しさ」だけでは決まらない。また、ゴールもプロセルも正解は「一つ」ではなく「無限」である。
従ってAかBではなく、両立させることが重要になってくる。

例えば、
①対人関係
→Win-Win 思考が求められる。状況や相手を読み、様々なスキルを瞬時に引き出して、行動しなければならない。
②仕事
→QCD (Quality/Cost/Deadline)等、一見矛盾する要素をそれぞれ高める必要がある。
リスクや影響の波及効果を想定し、「多面的」なつながりを、「同時」に考えなければいけない。

(実際の研修ではロールプレイングを通して、学んでいく)

自己選択

「いまの自分」はこれまでの自己選択の積み重ねであり、結果である。正解のない仕事では「自分が選ぶ」ことと「選んだ結果を受け止める」ことが大前提となる。自己選択のキーとなるのは以下のような原則である。

<選択の原則>
①選べるものに集中する。
②法則に従う。
③「広い選択肢」で自己選択する。
④「批判」ではなく「対案」で自己選択する。

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VOICE 〜参加者から寄せられた感想〜

【布留川(弊社代表) 2010年グローバルキャリアのコアスキルを考える】

  • 社員に対しての危機感の植え付けに有効だと思いました。(通信)
  • ビジョナリーシンイング、セルフエンパワメントの要素の重要性を認識し、この要素を高めるトレーニング内容についてさらに考える必要があると思いました。(通信)
  • 心に残ったKeyフレーズ…人材開発を如何に組織開発に繋げるかというのが当社のまさにテーマです。研修然り業務然り、社員一人一人がモチベートされることの重要性と難しさを痛感しています。 批評家になっているマネジメントが組織を硬直化させており、Opennessの有無が明暗を分ける気がします。(製造)
  • 人事で働く立場として、社員教育の中でグローバルキャリアを考えなければならない視点で大変役に立った。(製薬)
  • 日本国内ではなく、海外と比べて、戦える力、知力を身に付けていく必要性があることを切迫感を持って感じることができました。(通信)

【堀田 孝治講師 中堅社員の知的生産性を高める行動原則とは?】

  • 他の講演(研修)に比較して、御自身の経験に基づくより実践的なものという印象を強く得ました。遠い将来というよりも明日から役立つことが多い様に感じました。 (製薬)
  • 大変聞きやすく、各メッセージが響きました。久しぶりに、一度受講者として受けてみたい気になったプログラムのひとつです。(製薬)
  • 新人向けの研修としては仕事の本質を考せるいい機会だと思いました。(通信)
  • 一人ひとりの「自律・自立」を高めるという観点に立ったとても分かりやすく腹落ちする内容でした。1冊の本を読んでいるような感覚を持ちました。 (中略)堀田さんの人間性が一番の魅力で信頼できる人だと思いました。(エネルギー)
  • 多様する価値観の中で企業の強みを生かすべく、一概に善い・悪いを行動規範に置くだけではなく、自立的に行動を選択して、ビジョンとするキャリアに近づく為のサポートをHRD として実施したいと思いました(製造)

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