「第37回グローバル人材育成研究会のご報告」

『「攻めの組織」を大急ぎで実現するための
ダイバーシティマネジメント対応可能な
人材の育成』
布留川 勝 グローバル・エデュケーション代表取締役
布留川 勝(ふるかわまさる)氏
「勝てる人材のマインドセットとは?
~欧州視点のグローバル人材育成」
Marco Narducci グローバル・エデュケーション講師
Marco Narducci(マルコ・ナルダッチ)氏
「第37回グローバル人材育成研究会」開催要項
日時
2009年8月6日(木)14:00〜18:00
会場
渋谷サンスカイルーム

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SUMMARY 〜概要〜

「第37回グローバル人材育成研究会」のご報告

2009年8月6日(木) 14:00〜18:00

第37回では、『ダイバーシティマネジメント』をテーマに、研究会初のイタリア人講師、Marco Narducciと共に 2部構成でお送りしました。23名の会員の皆様と共にグループディスカッションや、多数の演習をご体験頂きました。

    

第1部
「攻めの組織」を大急ぎで実現するための
ダイバーシティマネジメント対応可能な人材の育成

グローバル化に向けて「攻める姿勢を持った組織」を実現する上で、これらの課題をつなげるカギの一つとなるのが「ダイバーシティ(多様性)」であると考えます。しかし、ダイバーシティの実現には異なる世代、異なる価値観、異なる文化、異なる発想を持つ人材が互いに積極的に刺激しあえる環境を戦略的に用意・活用することが求められます。そして、多様性を受容した組織作りの決意が個人レベル・組織レベルで行われると共に、多様性の高まった組織をマネージできる、ダイバーシティマネジメント能力のある人材の育成が不可欠となります。 そこで組織を変える「草の根的アプローチ」、個人のマインド・スキルを高める「個々のダイバーシティ対応力・ダイバーシティマネジメント力強化研修」、多様性をすぐにでも実感していくショック療法的な「合同研修」の 3点を紹介いたしました。

第2部
研修プログラム体験:
「勝てる人材のマインドセット Psychology of Winning 
~欧州視点のグローバル人材育成」

ダイバーシティの大きなメリットの一つに、同質の組織からは生まれにくい「イノベーション」にあります。しかし個々人のマインドセットが固定化されている中では、イノベーションの源泉となる創造性が生まれません。そこで、心理学・神経学をベースに、「知的遊び心」を引き出すことで、固定化された枠を外し、個々人の創造性を引き出すことをねらいとしたMarco Narducci講師のワークショップの考え方とそのワークのエッセンスをご体験頂きました。

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FORUM REPORT 〜研究会の様子〜

第1部
「攻めの組織」を大急ぎで実現するための
ダイバーシティマネジメント対応可能な人材の育成
布留川 勝 グローバル・エデュケーション代表

ダイバーシティは「3C2G」

ダイバーシティは「3C2G」
日本の上場企業の役員における男女比率は99%近くが男性で、女性はわずかに1%強であるという現実から、『ダイバーシティー』という言葉は日本企業では『女性社員・管理職の積極登用』と同義として捉えられることがある。しかし、本来はより広いもの。国籍・文化(Culture)、思考・行動特性(Characteristics)、職種・キャリア(Career)、男性・女性(Gender)、世代(Generation)の5つ要素の広がりということで『3C2G』を提案

なぜダイバーシティが求められるのか? ~日本企業の課題と現状

なぜダイバーシティが求められるのか?~日本企業の課題と現状
「10年後も競争力を持つために日本企業が取り組む必要がある重要課題とは?」経済同友会が350社以上の企業に行った調査によると、製造業・非製造業問わず、「イノベーション」、 「独自性の高い製品・サービスの創出」、 「人材の能力向上」、「優れた経営者・リーダーの育成」、 「グローバル化への対応」 、などが挙がる。それらの課題を結ぶカギの一つは「ダイバーシティ」にあります。新たな価値を生み出すには、同質を好みそれを維持する組織よりも、異質を受け入れ活用する組織のほうがその可能性が高まる。

ダイバーシティ推進の課題 ~ソフト面(人材)の意識改革

ダイバーシティ推進の課題~ソフト面(人材)の意識改革
ダイバーシティ推進をハード面(制度・組織)とソフト面(人材)で整理。例えば、ハード面のアプローチの一環として、国内においても外国人採用を増やす制度を開始する企業は増えつつある。しかし、受け入れ側の人材の意識(ソフト面)が変わらないため、採用した外国人が日本人化してしまい、多様性が失われることになるという課題もある。ダイバーシティマネジメント力ある人材のスキルとマインドについてその一部を紹介。

【Check!】
今回、ご紹介した「ダイバーシティを生み出す研修モデル例」

1. 草の根活動アプローチ
AI (Appreciative Inquiry)ベースプロジェクト:「解決すべき問題」ではなく、組織・個人の強みを共に考え、対話によって理想像を具体化する組織風土作り

2. ダイバーシティ対応力強化
単体の研修ではなく、マインドセット、思考力・コミュニケーションスキルなどを組み合わせる(例:セルフエンパワーメント+クリエイティブ&システム思考+アサーティブネス)

3.合同研修による刺激
ナショナルスタッフとの合同研修を若手・マネジメントレベルで同時多発的に行う、ビジネススクールの経営者教育プログラムの有効活用など、多様性の活用体験を作る

第2部
研修プログラム体験:
「勝てる人材のマインドセット Psychology of Winning
~欧州視点のグローバル人材育成」
マルコ・ナルドゥッチ グローバル・エデュケーション講師

勝てる人材とは? ~自分の感情、行動、アイデンティティ、意義を探求し、うまくつきあう

勝てる人材とは? ~自分の感情、行動、アイデンティティ、意義を探求し、うまくつきあう
第2部では、「ダイバーシティ対応力」を高める研修の一環として、研究会初のイタリア人講師、Marco Narducciによる『勝てる人材のマインドセット』を紹介。 米国的なコンセプトである「No.1になる、他者との勝負に勝つ、とは異なる仕事、自分自身への向き合い方を考えるワークショップを展開。自分の内側にあるクリエイティビティを引き出す、 自分の感情の動きやアイデンティティをより深く知ることで、仕事そして人生を楽しめる人材を目指す。日米欧それぞれでの経験から、多様な人材と働くことの楽しみを知るMarcoの思いが詰まっている。

仕事への向き合い方を考える ~「改善」と「自由きまま」 

仕事への向き合い方を考える ~「改善」と「自由きまま」
「定年退職当日どんな自分でありたいか?それを絵にしてみる」など思考の枠を外して、自分自身の価値観、ありたい姿などを考える演習や、ツールを紹介。 自身のアイデンティティを知り、広げ、深めることで仕事・プライベートに好影響が生まれる。また創造性には、感情やムードが大きく関係しているという研究結果からも、 深い自己理解は不可欠。そして日本的考えとラテン的考えの比較として「改善」と「自由きまま」という言葉を紹介。前者は現状の問題を解決する上で有効だが、イノベーションには、 現状のルールを変える、ゼロから発想するといった「自由きままさ」が欠かせない。その両方を取り込むことで変われると考える。

“「知的遊び心」を引き出す ~クリエイティビティが生まれることで変わる対話・関係の質

「知的遊び心」を引き出す ~クリエイティビティが生まれることで変わる対話・関係の質
最後に自身の内側にあるクリエイティビティを引き出すことを体感するために、粘土を使ったユニークな演習を行う。「新しく出会った宇宙人向けの車を作る」というお題。 どんな宇宙人なのか?どんな環境に住むのか?各ペアで想像を膨らませる。さらに「イタリア的な要素を一つ加える」との講師の指示に、皆さんとまどいつつも、 トマト、バッグ、パスタなど思い思いの要素を加え、車をデザイン。粘土で形にし始めると、徐々に童心に帰ったように工作を楽しむ。 そして、短時間ながらも創造性あふれる作品群に参加者からは驚きと笑顔が広がる。互いに褒め合うことで、発表にも熱が入る。最もクリエイティブな作品を作ったペアには、プレゼントが渡されるサプライズもあり、終始笑顔の会となりました。

【Check!】
<研修での気づきとは?>
①クリエイティビティは生産性、メンタルヘルスとも関係している
②クリエイティビティはそれぞれの内側に眠っているもので引き出せる
③日本人の多くはクリエイティブであることを認められることで、力を発揮できる
④クリエイティビティを楽しむ雰囲気が出てくると、メンバーのコミュニケーションもよりポジティブになる
⑤自分の感情、行動、アイデンティティを知り、深めることで人生をより楽しむ、活性化された人材が増える

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VOICE 〜参加者から寄せられた感想〜

【布留川(弊社代表)
「攻めの組織」を大急ぎで実現するための
ダイバーシティマネジメント対応可能な人材の育成】

  • ダイバーシティの重要性と効果について理解でき、外国人採用の本当の意義を見直す機会となりました。(運輸)
  • 「現場がダイバーシティ化する必要性」を強く感じることができました。(金融サービス)
  • 個のグローバル化の概念はとても参考になりました。もっとしっかり理解したいと思います。(食品)
  • グローバル人材の定義・要件について、それぞれの要素がOSとアプリケーションの関係にあり、互いに共振するという考え方がためになりました。(サービス)
  • 事例が分かりやすく、グローバル&自立型人材についてよく理解できました。(運輸)

【マルコ・ナルドゥッチ講師  研修プログラム体験:
「勝てる人材のマインドセット Psychology of Winning
~欧州視点のグローバル人材育成」】

  • 講師の質が高く、クリエイティビティの必要性について説得力がありました。導入を検討したいと思います。(化学)
  • クリエイティビティを改善する上で、ポジティブ思考を浸透させることの重要性をグループワークを通して理解できました。講師のユーモアあるレクチャーはとても楽しかったです。(製薬)
  • とても新鮮なワークショップでした。とても分かりやすく、心理学的アプローチで新しい視点を得ることができました。(食品)
  • ノンネイティブ同士の親近感があり、分かりやすい英語でのプレゼンでした。ネガティブな状態からポジティブムードにもっていく方法には興味がありもっと聞きたかったです。日本のビジネスシーンにおいても、イタリアのような発想が重要視されてきていると感じています。(運輸)
  • 研究者向けに創造的思考のプログラムを検討しており、大変参考になりました。(製薬)
  • 「革新的創造性を生み出すルール」のお話は非常に興味深いもので、とても参考になりました。講師のマルコさんの笑顔も、場の雰囲気作りに最適でした。(自動車)
  • 時間が短く残念でしたが、アプローチはオリジナリティに富み、刺激にあふれていました。(食品)

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PROFILE

Marco Narducci(マルコ・ナルダッチ)氏・プロフィール

Marco Narducci

略歴
イタリア語、英語、日本語のトリリンガル。MBAホルダー(専攻: 戦略的マーケティング&プロダクトマネジメント)であり、政治&マスコミュニケーション学における修士号を持つ。 大手人材サービス会社におけるキャリアカウンセリング、リクルーティング、ビジネス開発などで活躍。現在、エグゼクティブコーチ、研修講師としてワークショップを展開。また、エグゼクティブコーチングとカウンセリングをテーマに心理学における博士号取得を目指している。 アジア・パシフィック地域、米国、EUでの実務経験、そして心理学者としてのフィールドリサーチに基づく理論に支えられたコンテンツ、そしてクリエイティブかつ明るい人柄で、顧客ニーズをしっかりとらえたファシリテーションは、緻密かつ実践的と定評がある。
プログラム
「勝てる人材のマインドセット ~Psychology for Winning」 (1~2日間) など

資料お問い合わせにつきましては、こちらまでご連絡ください。

Tel
03-5408-7488
Eメール
getc-info@globaledu-j.com
担当
グローバル・エデュケーション 近藤

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